本当は怖い話だった!!~ハーメルンの笛吹き男

グリム童話を知らないという人は少ないと思う。本屋さんに行けばかわいらしい絵本として売ってあるし、シンデレラやラプンチェルはディズニーで世界的に有名だからだ。小さいころに読んで誰もがハッピーエンドでいい話だと思ったはずだ。だが、、、違うのだ。何が違うのかについて話していこうと思う。

グリム童話とは

グリム童話の生れた時代

ハーメルンの笛吹き

まとめ

 

グリム童話とは・・?

まずグリム童話とは、ヤーコプとヴィルヘルムのグリム兄弟がドイツ各地に伝えられていた童話を編集した童話集である。童話を収集したものなので創作ではないのだ。正式な名称は「子どもと家庭のメルへェ集」という。メルへェンとはドイツ語で昔話を意味する。

 

ドイツの民間伝承を集めて作られたグリム童話の初版は1812年であり、何度も書き直され私たちが知っているのは第7版のものなのだ。

 

グリム童話が生れた時代

グリム童話成立当時、ドイツはナポレオンの占領下にあった。グリム兄弟はドイツの独立を目指していた。独立のためにはドイツ人の結束が必要だった。それはドイツ人ならみんなが知っているものでなくてはならない。それが昔話だったのだ。民衆文化がドイツ人の結束を高める力になるとグリム兄弟は考えたのだ。

 

ハーメルンの笛吹き

ドイツの町ハーメルンで1284年にほんとうに起きた事件として記録されている。

1284年ハーメルンの町でネズミが大繁殖し住民は困っていた。ある日、街に色とりどりの布で作った衣装をきた笛を持った男が現れた。男は報酬をくれるならねずみを退治して見せるといいハーメルンの人たちは報酬を約束した。男が笛を吹くとネズミが集まってきて男はそのままヴェーザー川に歩いていきネズミを一匹残らず溺死させた。しかしハーメルンの人たちは約束を守らなかった。 

約束を破られた男はいったん街を出て行ったが6月26日の朝再び現れた。男が笛を鳴らしながら歩くと家から子供たちが出てきて男の後についていった。130人の子供たちはそのまま街をでて処刑場のちかくできえてしまった。

 

まとめ

マルクト教会のステンドグラスには笛吹き男と子供たちが描かれ以下のような意味合いの説明文が添えられていたという。

1284年  聖ヨハネパウロの記念日

6月の26日

色とりどりの衣装で着飾った笛吹き男に

130人のハーメルン生まれの子らが誘い出された

コッペン丘の近くの処刑の場所でなくなった

 

城壁で囲まれた街を口減らしで出されたとか病気など案が出ていますがどれも決定的な案にはなっていないのです